情報システム構築について

パソコンを操作する人

効率的な開発方法

企業や公共団体においては、業務の品質や効率を高めるために情報システムを導入する手段を選ぶことがあります。改善したい業務をシステム化の対象範囲として定義し、それまで人間が行ってきたことをコンピューターに実行させることで目標を達成するのです。システム化は既に販売されているソフトウェアを購入したり、サービスとして利用することで実現できることもあります。しかしながら対象業務に特化したシステムを導入する場合は、特注でソフトウェアを開発することも少なくありません。このような特注のシステム開発は高い導入効果が期待できる一方で、システム開発費用が増大したりスケジュールが遅延するリスクが高いという特徴があります。以下にシステム開発のリスク顕在化の可能性を低くするために、発注者側で行うべきことを紹介します。まず1点目は、システム化対象範囲業務を明確にして、対象となる業務の現状分析を行うことです。属人的な部分も含めて明らかにし、業務フローなどの多くの人が同じ理解を得られるように明文化することが大事です。ここで明らかにした作業や流通している情報をシステムに実装する機能やデータベースの要件としていきます。2点目はシステム開発により得られる効果を定量的に表しておくことです。なおかつ開発対象機能毎に定量効果を試算することが肝要です。システム開発予算が超過したり計画通りに開発作業が進まない場合は、優先順位をつけて開発対象を絞り込む判断をしなければなりません。機能毎の定量効果が明かになっていれば、このような局面での意思決定がしやすくなるのです。